Boletus edulis f. albus sp. ヤマドリタケ白色型 BTS-028A
2008年8月29日、長野県須坂市、標高約400m、クヌギ・コナラなど

:饅頭型から平らに開く。直径6-11.5cm厚さ1.5-2.5cm。表面平滑、湿時弱粘性。White。変色性無し。:色White。変色性無し。穏和臭有り、味特徴的でない。管孔:幼時PaleYellow成熟時DarkYellow。上生から離生気味。変色性無し。孔口:管孔と同色。類円形から角形、成熟時1-2per/mm。変色性無し。:長さ8-11cm直径2.5-3cm、中実、やや下太。上部PaleYellow、以下White。全面明瞭な網目に覆われ頂部では細かい。変色性無し。胞子紋:未確認。

コメントFungi Europaei掲載のBoletus edulis f. albusと肉眼的顕微鏡的所見がほぼ一致した2012.8.8追記 さらなる精査が必要。北陸のきのこ図鑑掲載のシロヤマドリタケ(池田仮称)やそれと同種と思われる兵庫県で確認されている標本とは、柄の色、網目、検鏡所見で異なる点が多い。本種が間違いなくBoletus edulisの一品種であるBoletus edulis f. albusであればシロヤマドリタケという和名はこちらに充てる方がふさわしいのかもしれない。



呈色反応
管孔部実質断面 側シスチジア 担子器
縁シスチジア? 傘表皮 傘表皮先端細胞
柄表皮 柄シスチジア 柄シスチジア
胞子
胞子:縦(11.1)12.3〜13.7(15.4)×横(4.11)4.6〜5.0(5.39) 平均12.99×4.81  Q値(2.38)2.58〜2.83(3.16) 平均2.71 N100。側シスチジア:縦32〜50横7〜14。縁シスチジア:未確認。柄シスチジア:縦30〜105横8〜11。担子器:縦24〜29横12〜13。(単位μm )


未成熟子実体の検鏡写真
管孔部実質断面 側シスチジア 担子器
管孔縁部 柄表皮 柄表皮シスチジア
柄表皮シスチジア 柄表皮シスチジア 胞子


試薬反応 未成熟子実体


検鏡図 未成熟子実体
胞子:縦(9.68)11.6〜14.5(16.9)×横(3.69)4.1〜4.8(5.19) 平均13.3×4.44  Q値(2.4)2.71〜3.15(3.38) 平均2.93 N100。 側シスチジア:縦27〜36横7〜12。 縁シスチジア:未確認。 柄シスチジア:縦25〜115横5〜10。担子器:縦29〜32横10〜11。 (単位μm )
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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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