フミヅキタケ

長野でもようやくハラタケ目の菌が発生し始めマツオウジ、フミヅキタケ、ハルシメジ類(グアヤクチンキ陰性)、などが見られました。フミヅキタケは「きのこ/家の光協会」によると「ぜひレパートリーに」とあるので食用にするために少々持ち帰りました。

念のために検鏡してみると、日本きのこ図版の検鏡図と一致しましたが、なぜか柄シスチジアを確認することができませんでした。傘表皮は風船型の細胞がつらなり、側シスチジアはこの種独特のフォーム、胞子は発芽孔があるためかフロキシンで内部が染まり、菌糸にはクランプがあり、つばの菌糸も日本きのこ図版に描かれているものと同じでした。

傘表皮 傘表皮細胞
側シスチジア 側シスチジア 胞子 フロキシン
胞子 KOH 菌糸 膜質つばの菌糸


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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