FeSO4 その3

揮発性の高いアンモニアの呈色反応試験は独立して行うべきと結論づけたのですが、やはり1カットの写真に全ての試薬を記録するのが理想です。そこでアンモニアとFeSO4を何センチ離せば影響がないのかを実験してみました。

1センチ間隔でFeSO4を垂らし(Fig1)左端にアンモニアを垂らします(Fig2)。至近距離のものは速やかに青変。野外での作業を前提にしますのでうちわで風を左から右へ送ってみました。時間経過と共にアンモニアの勢力が右へ拡大し中央付近まで青変(Fig3)。7分後には右半分の物が黄変しています。FeSO4単体ではこのような変化は見られなかったので、酸化とアンモニアの両方による影響と考えられます。

以前{FeSO4で黄変}と記録したものがあったのですが、やはりそれも誤判定であったとしていいでしょう。

アンモニア恐るべし・・・

Fig1 Fig2 Fig3
Fig4


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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