胞子紋の色の判定

夏場のイグチの胞子紋採取成功率は3割以下といったところでしょうか(自分調べ)。運良く胞子を採取できても少量だったりすることが多く、色の判定が困難なことが多々あります。人間の目は光の条件や心理的な思いこみ、疲労などで常に正確に判断できるとは限りません。実際、B.pseudoseparansの胞子紋色記録の際、第一印象でYellowishBrownと記した後「BoletusだからOliveでないとおかしいのでは」といった思いこみによりGreenishと書き加えてしまったことがあります。一度そう思ってしまうと「Greenの色彩が混じって無くもない」と言う風に見えてきてしまうのではないでしょうか。

そこでPhotoshop等のビットマップ編集ソフトウェアでより客観的に判定する方法を模索してみました。 濾紙に採取した胞子紋を写真に撮り濾紙の白を基準にホワイトバランスを調整、スポイトツールで胞子の色を拾いカラーピッカーで彩度60、明度40と言ったように調整。数回繰り返し最終的に色の平均を出します。(各回、彩度明度は同一にするので色相の平均といえます)

Fig1ではムラサキヤマドリタケの胞子紋色はアシベニイグチ近縁種よりもGreenの色彩が少ないことが判ります。単体で見たならば見ようにとってはOliveとしてしまいそうな微妙な色合いではないでしょうか。Fig2はFig1の彩度明度を上げた物です。胞子の積もり方によってこのように色の見え方が変わると考えられます。

多くのサンプルで検証し方法が確立したらTIPSとしてまとめようと思います。

Fig1 Fig2


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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