北陸信州合同観察会と兵庫合宿

偶然、双方の予定が重なったため北陸有志と信州きのこの会で合同で観察会を行いました。西日本からも数名の参加があり総勢50名の一大イベントです。夜の写真上映会では各地方の様々な菌が紹介され信州きのこの会単独では成し得ない充実した内容となったのではないでしょうか。ジンガサドクフウセンタケCortinarius rubellusは2004年に日本新産種報告された亜高山帯針葉樹林に発生する菌で他にも日和田高原ならではの物が多く見られました。

ジンガサドクフウセンタケ


長沢先生を招いての兵庫きのこグループ合宿では、検鏡観察に於いて日頃から疑問に思っていることを直接、長沢先生に質問できるというスペシャルな2日間となりました。滅多にない機会ですので単に「この菌は何ですか?」ではあまりに勿体ないと考え、検鏡写真や検鏡動画を用意し、観察結果の妥当性や観察方法に間違いがないのか等について見解をいただくことが出来ました。

参加された皆さんはすでにこのような合宿を何回も行っている方ばかりで様々なお話を伺う事ができ大変有意義な2日間でした。次回もぜひ参加したいと思っています。

チャムクエタケ属未報告種
参加者全員がどの属に落とすのか分からなかった。
検鏡で胞子の特徴などが確認された。 ヌメリツバタケ
ヌメリツバタケモドキと同種とされたらしい。ヒダがまっすぐなこのタイプを初めて見た。
カエンタケ
長野県内でも確認されているらしい。
ロクショウグサレキン
長沢先生が「良い状態なので撮影するよう」ということで。


前へもどる次へ
牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










無料カウンター