冬の勉強会

富山県中央植物園友の会きのこ部会のスライド学習会、菌類懇話会冬季ゼミと勉強会ツアーをこなしました。きのこ部会のスライド学習会では熱心な会員の皆様による、昨年の活動記録、定点観察のまとめ、変わったきのこの報告など意欲的な発表が多数なされ、巨大なマントカラカサタケや、スッポンタケに寄生するスッポンヤドリタケなど印象深い物がありました。

菌類懇話会冬季ゼミでは生まれて初めて講師をすることになり大変緊張しましたが、なんとか言いたいことをしゃべれたのではと思っています。「アシベニイグチに酷似したBoletus sp.について」ということで、当サイトでもたびたび取り上げたテーマで発表しました。2種の比較検討をなるべく詳細にまとめたもので、サイトにもいずれ掲載する予定です。

井口顧問の果実に発生する菌類についてのお話も興味深い物でした。ドングリ菌核菌がドングリを腐食させる課程を長期間に渡り調査した物で、ドングリを10個ずつ1000箇所にばらまき地道にデータを採ったとのことです。

また井口顧問からは統計学の基礎を学習するよう指摘があり、まだまだやらなくてはならない課題が山積みであるということを再認識しました。



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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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