菌根

タマゴタケの研究をしているE君ですが、昨年の菌学会大会口頭発表にて「E先生」と紹介されていたので、私もE先生とよばせていただきます。E先生が、タマゴタケの追加標本を採集したいということでフィールドの案内をしました。時期が少しばかり早いと思われましたが、幼菌と成熟した子実体を確保できました。

アンズタケの発生地にも行きたいということで、そこにも行ってみました。当然、まだ発生する時期ではないため子実体はありません。何をするのかと思いきや、菌根を採集するのだそうです。公園に植樹されたアカマツの樹下には、アカマツの苗が生えており、その付近を掘ってみると一発で菌根が見つかりました。オレンジ色に見える部分が菌根です(Fig.2)。

アンズタケは、他の雑菌を体内に取り込みやすい性質を持っており、子実体から分離培養することは不可能で、菌根から分離するしかないのだそうです。

fig1 fig2 fig3
菌懇採集中のE先生


前へもどる次へ
牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










無料カウンター