粘菌は動いている

亜高山帯のイグチシーズンが始まっていますが、今年は発生が芳しくないようです。昨年、沢山見かけることが出来たバライロウラベニイロガワリやドクヤマドリがほとんど発生していません。はて、遅れているだけなのか?

先日調査に出向いたオオシラビソ林ではFig1のBoletus sp.幼菌が見られたのみです。近くに黄色い美しい粘菌と思われるものがあったので撮影しました(Fig2)。広角レンズをリバースで取り付け超マクロ撮影をしましたが、いまいちしゃきっとした画になりません。なぜなのだろうかと不思議に思っていました。

実は、この粘菌がゆっくり動いているのだということがわかりました。超マクロ撮影では絞り込んで露光時間を数秒にするため、ぶれてしまうのです。妻がしつこく何枚も撮影したためこの粘菌が動いていることを発見することができたのです。Fig3では、連続撮影した写真を動画にしてみました。これはなかなか面白いです。

Fig1 Fig2 Fig3
wmv動画


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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