ラテン語

さて、知人のきのこ狩りの方々は、きのこが全然ないと大騒ぎしていますが、私のきのこシーズンは1ヶ月前にとっくに終了しております。今年最大のイベント「北海道フォーレ」も終了し、ようやく腰を据えて研究モードに入り日々顕微鏡に向かっています。顕微鏡観察のみをしていればよいのであれば、こんな楽な事は無いのですが、新たな難関が目の前に立ちはだかっています。それはラテン語です。

植物命名規約が大幅に改訂され、新種記載においてラテン語記載が必須でなくなったと言うニュースは、菌学を志すものに大きなインパクトを与えました。「新種記載と新産種報告の間にあった壁が取り払われた」という表現も聞かれました。しかし、ラテン語の知識が不要になったのかといえば、答えは「No」です。原記載や古い文献はラテン語で書かれていますし、新たな種の命名にはラテン語を使用します。

「菌学ラテン語と命名法」という素晴らしい菌学辞書がありますが、一般的な名詞などは掲載されていません。種の命名には、菌学用語以外の名詞を使うケースもあると思われますので、ラテン語辞書を買う事にしました。

さらに菌学用語にはギリシャ語由来のものが多いとの事ですので、いずれギリシャ語の知識も身につけなくてはならないでしょう。



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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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