Suillusの乾燥

今シーズン、Suillusの乾燥をはじめてやったのですが、できあがりを見て愕然とました。かさ肉や管孔がぺったんこになってしまい、良い状態とは言い難いものになったのです(fig.1)。おそらく水分の含有量が多いためと考えられますので対策をとることにしました。

やってみたのは冷蔵庫での予備乾燥です。3日間冷蔵保存し、あらかた水分が減ってきたところで温風乾燥にかけたところ、できあがりは格段によいものとなりました(fig.2)。

fig.3は、ススケヤマドリタケですが、日当たりと風通しが良い場所に発生していたもので、晴天続きの中、採集したものです。余分な水分を含んでいなかったためか、乾燥標本のあがりは、大変良い状態です。

生時の水分含有量が乾燥標本の出来具合に、影響を与えると言えそうです。

fig.1 fig.2 fig.3


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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