日本菌学会岐阜大会

「岐阜県は長野県のとなり」というとなんか近いような気がしますが、長野市から岐阜市までは、一旦名古屋まで行かなくてはならず、京都まで行くのとあまり変わらない感じでした。

メインのシンポジウムは「新しい命名規約に関するシンポジウム」「菌類におけるメタゲノム解析の現状と今後の展望 −メタゲノム解析から何が分かるのか?−」の2つが同時に開催され、前者ではIndexFungorumやDictionary of fungiの著者Paul Kirk先生の講演を聴き、あとはメタゲノム解析の講演を聴きました。「網羅的メタゲノミックバーコーディング」のお話では「生物の同定をいかに合理的に行うか」という切り口で開発された塩基配列同定システムの紹介がありましたが、菌類においては「同定が確実でないデータが沢山ある」という解決しなくてはならない問題をどうするのかがネックとなりそうでした。

展示室に一見まともな研究発表に見える私のポスターを展示しましたが(Fig. 4)、これは研究ではなく「実習」です。DNAデータベースには「同定が確実でないデータが沢山ある」ことを示した内容です。直接ではないですが、科博の先生から「口頭発表でやればよかったのに」とコメントをいただきました。しかし5月に入ってから思いついた実習ですので口頭発表の申し込みに間に合うはずがないです・・・。いつかは口頭発表できるよう心がけていきたいです。

Fig.1
Paul Kirk先生の講演
Fig.2
信州大学E先生の発表
Fig.3
アマチュア展示コーナー
Fig.4
GenBankのデータを検証してみた
Fig.5 Fig.6


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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