クレシールブルー

菌類懇話会では会員向けに試薬の斡旋を行っています。きのこの呈色反応観察にしようする薬品類には個人では入手困難なものもあるので大変助かります。自前で用意したものは、KOH、アンモニア、ホルマリン、エーテル、エタノール、フロキシンB、メルツァー液の材料などで、他のフェノールやアニリン、グアイアック、コンゴーレッドなどは会を通して入手しています。今年から新たにクレシールブルーが斡旋されることになりました。イグチ類ではあまり使うことはないと思われましたが、まあ持っていてもいいのではと。

わけがあって、ハラタケ科のきのこを検討している最中です。クレシールブルーを使って見るのは「胞子が異性染色されるか」という点ですが、異性染色とは胞子の壁は青く、内容物は赤く染まることです。検討中のきのこではそれを確認することができました。ハラタケ科の属の分類形質に「胞子が異性染色されるか」という点があります。今見ているきのこは少なくともハラタケ属ではないと言うことです。

Fig.1
かさ表皮
Fig.2
縁シスチジア
Fig.3
子実層と子実下層
Fig.4
偽アミロイドの胞子
Fig.5
異性染色


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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