スライドグラスは鮮度が命

ネットには有用な情報が書かれているサイトが多々ありますが、その中でも欠かさず拝読しているのがミクロワールドサービスの「本日の画像」です。顕微鏡に関するテクニックや拭き、刃物研ぎといったところまで非常に参考になります。そこに書かれていることを実践してみることも多いです。そこで紹介されていたラーメン屋にも行きましたし・・・。

さて表題についてですが上記の「本日の画像」に書かれていたことで、これが一体どういうことなのか、いまいち理解できていませんでした。が、先日、鮮度が落ちたスライドグラスを目の当たりにして愕然とする機会が得られました。顕微鏡を入手した5年前に購入した新品スライドグラスが150枚ほど眠っていたのですが、取り出してみると無惨な姿となっていました(Fig.1)。これを顕微鏡で見たのがFig.2です。空気中に浮遊している油分でしょうか。これはひどい。

とりあえず超音波洗浄機で洗浄した(Fig.3)ところ、まあまあきれいになった様です。Fig.4の左が洗浄後、顕微鏡で見たのがFig.5です。まあ、これでよしとしましょう。さらにきれいに拭きあげてみたい衝動に駆られますが、とてつもない労力が必要になることが分かっていますので、やめておきます。

スライドグラスは箱に入っていたにも関わらず5年間でひどく汚れてしまった、ということは顕微鏡もこまめにメンテナンスしないと相当やばいことになりそうです。

Fig.1 Fig.2 Fig.3
Fig.4 Fig.5


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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