ベニタケ(科)研究会講演会

「イグチでもいいから何か発表して欲しい」ということで、ベニタケ(科)研究会であるにも関わらず(ベニタケの写真も少し入れて)イグチを例に、近縁と考えられる菌根菌が発生環境の樹木や標高によって棲み分けているのかを考察した発表を行いました。

開催場所は三重大学で、まるで学会大会のような形式の講演会でした。メインは2人の先生方の講演で、引き続き一般講演ということでいくつかの発表が行われるという感じです。途中からは座長ということで進行役も担当させていただきました。

ベニタケ専門書の検索キーを用いて、形態でどれだけ同定できるのかを実践した発表が印象的でした。その専門書の検索では、ある形質の特徴にABCD‥と選択肢を与え、様々な複数の形質をチェックすると「BDGABCA」といったような文字列が得られ、該当する種にたどり着けるようになっているようです。

ちょっと前から、この方法と似たようなことを形態を用いた分類に使えないかと考えていましたが、そろそろ具体的な例だけでもまとめてみようかなと思っているところです。

講演会終了後は知人宅にお世話になりましたが、なんとタマゴタケが発生していました‥

Fig.1 Fig.2


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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