キクバナイグチの胞子

ここのところ厚壁担子器を探す旅を続けていて疲れ果てていますので気分転換です。研ぎや拭きは前日の気分転換としてやってしまったので、違うネタを探しました。これまでにもたびたび取り上げている情報満載超優良サイトMWS「本日の画像」の過去ログを見ていたら、キクバナイグチの胞子について書かれた記事がありました。胞子表面に0.3μm弱の刻み模様があるというものです。2008年1月25日の記事で、当時これを読んでいたはずなのですが、よく覚えてません。長野ではキクバナイグチが見られないため他人事のようにスルーしてしまった可能性があります。イグチ専門サイトなのにそんなことも知らなかったのかーっ!という声も聞こえてきそうですので見てみました。現在は当時とちがって、標本もばっちり手元にあります。

Fig.1は管孔をピンセットでつまみKOHで封入したものを油浸100倍レンズで通常の明視野照明で見たものです。0.3μm弱の模様も楽々解像しています。Fig.2-3は照明にグリーンフィルタをかけてモノクロ撮影したものです。よりシャープな印象があります。他にもいろんなカットを撮りました(Fig.4-6)。

顕微鏡観察の気分転換が顕微鏡写真撮影だったというお話でした。

Fig.1 Fig.2 Fig.3
Fig.4 Fig.5 Fig.6


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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