カエンタケ?

先週末は岐阜県の日和田高原で信州きのこの会採集会でした。日和田高原といえばいつでもきのこが豊富に発生するパラダイスってイメージなんですが、ここ数年はあまりよい状態にめぐりあわず、今回は特に発生が芳しくないといった状況でした。数年前の8月上旬は辺り一面イグチだらけだったんですけどねえ。

一部のメンバーが「カエンタケがあったぞ」と騒いでいるので、現地へ直行しました。ホントにカエンタケならば標高1400mに発生したことになり、きわめてまれなケースとなります。カエンタケを実際に見たことはほぼ無い(採集品をチラッとなら見たことある)のですが、広島から参加したカエンタケを何回も見ている方が「カエンタケじゃけん」というので「ほほう、これがそうなのか」と思いながら撮影したのがFig.1です。

で、表面の質感を把握すべくアップ(Fig.2)を撮っていると何か違和感があります。どうしてもこれがカエンタケとは思えなくなりました。まあだいじょうぶだろうということで縦に切断してみたところ、黄色いヒダらしきものが見えました(写真は無し)。どうやら、ヒメベニテングタケがヒポミケスにやられて変形しているもののようです。

Fig.1 Fig.2


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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