マイクロメス

Fig.1は針の先端を研いで作った小さな刃物マイクロメスです。Fig.2はマイクロフォークとでもいいましょうか。裁縫針の糸を通す穴の部分をカットして研磨したものです。これはツイッターにて井口潔氏に教えてもらいました。

なんでこんなものを作ったのかというと、場合によってはこういった道具で切片を切ることもできるのではないかと思ったからです。で、マイクロメスの切れ味は上々で、実体顕微鏡の下で作業すれば髪の毛の表面に細工を施すことができるレベルです(Fig.4-6)。 Fig.4は実体顕微鏡で撮影、Fig.5-6は生物顕微鏡の対物10倍にて撮影しフォトショップで焦点合成を施しました。

これだけの作業ができればきのこの切片もばっちり切れるだろうと思いましたが、なかなかそうはいきませんでした。メチャメチャ難しいです。ある方に「新しい切片作成法を模索している」と伝えたところ「ふつーの人にもできるようなヤツでお願いします」と言われたのですが、結果的に現実的ではないという結論に至りましたのでご安心下さい。

やっぱりピスとミクロトームのほうが遙かに楽で簡単です。

Fig.1 Fig.2 Fig.3
Fig.4 Fig.5 Fig.6


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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