Boletus subfraternus? cf. rubellus 
ニセコウジタケ(仮称)広義のコウジタケ BTS-001A

2007 年7 月15 日、長野市若槻昭和の森公園、約350m、アカマツ、コナラなど

傘:平らに開きわずかに波打つ。直径7cm 厚さ1.4cm 。表面平滑からややビロード状。色、中央DeepRed から外側へ向けてReddishOrange 。傘縁に折れ曲がったような線があり、ひび割れて肉の色が見える。肉:色LightYellow 。柄の中程から、根本にかけ茶色を帯びる。傷つくと弱く青変。傘肉は中央部のみ。麹のような匂い、味特徴的でない。管孔:色DullYellow,greenish 。上生から離生気味。孔口:管孔と同色、角形不規則。傷つくと青変。柄:長さ7cm直径1.8cm 中実。基部細まる。表面BrightReddishYellow 根本はBrownish 。赤みを帯びた条線又は不明瞭な縦長の網目状。傷つくと青変。胞子紋:未確認。コメント:コウジタケBoletus fraternusでは傘菌糸にすぐ消えるアミロイド反応strong fleeting amyloid reactionがある(NorthAmericanBoletese )となっているが、アミロイド反応は認められなかったさらなる精査が必要。傘表皮の構造が「北陸のきのこ」のコウジタケの検鏡図と異なっている。
管孔部実質断面 側シスチジア、担子器 縁シスチジア
傘表皮 傘表皮シスチジア 柄表皮シスチジア
胞子
胞子:縦12 μm 横6 μm 。管孔実質菌糸:ヤマドリタケ亜型。菌糸:クランプ無。側シスチジア:縦45 μm 横9 μm 多数有り。縁シスチジア:縦48 μm 〜55 μm 横10 μm 〜13 μm 傘シスチジア:縦20 μm 〜40 μm 横10 μm 〜20 μm 多数有り。柄シスチジア:縦30 μm 〜40 μm 横8 μm 〜10 μm 。担子器:縦32 μm 〜40 μm 横8 μm 〜10 μm 。傘表皮:縦向数珠型。
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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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