富山きのこクラブ定点観察会

一週間前に、京都ではイグチなどの菌根菌が見られましたので、富山でもそろそろと思っていましたが、残念ながら発生は確認されませんでした。

宿題として、小さいヒラタケ型の菌を持ち帰り検鏡しました。チャヒラタケ属であればトゲのある胞子で面白いとのことでしたが、類円形平滑の胞子でした。最大の特徴はシスチジアではないでしょうか。厚壁で先端に結晶物を被り基部は子実層より下部へ飛び出していますが実質菌糸に連絡しているようには見えません。検鏡結果から検索表をたどるとヒメムキタケ属に落ちます。

このシスチジアは1月、井口顧問のゼミにあったレプトシスチジアでありLamproシスチジアである物に該当し、ヒメムキタケ属の特徴であるとされていました。

子実体 断面 ヒダ断面
実質断面 錯綜型 側シスチジア 未熟担子器
胞子 傘シスチジア


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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