サナギタケなど

先週は石川で採集地の案内をしていただきましたが、今度は私が案内する立場となりました。信州大学でタマゴタケの研究をしているE君を我が家の巡回コースへ案内しましたが地元にあまりタマゴタケの発生地がないとのことで喜んでいただけたようです。

私は土壌ブロックごとの採集というのをやったことがなく、E君のやり方をみて今後の参考とすることができ、普段あまり聞くことの出来ない大学研究室の様子などを話していただき楽しいひとときとなりました。


針葉樹のイグチは順調に発生しておりコンスタントに標本が採集できているのでコナラを中心とした広葉樹へ行ってみるとオレンジ色の見慣れない菌が見つかりました。何気なく採取すると基部が地中のサナギへつながる冬虫夏草であることがわかったので、数子実体を持ち帰り丁寧に土を除いていくと一つだけきれいな状態で全貌を見ることが出来ました。図鑑で調べるとサナギタケであることが判明し、比較的普通種ということですが冬虫夏草を採取することは滅多にないと思われますので標本として保存することにします。



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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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