今シーズンはどこに行ってもキノコが少ない感じです。梅雨時は順調と思われましたが、なかなかうまくいかないものです。不作のシーズンでも富士山だけは別格と信じて行ってみましたが、過去最悪といっていいほどのありさまではないでしょうか。通称「アシベニもどき fig.1」は富士山で良い状態の標本を未採集でしたので、ラッキーでした。

わけがあって、ドイツから日本へ調査に来たホウキタケの研究者の方に同行させていただきました。クリスタン先生と言います。かつての名プロレスラー「スタン・ハンセン」に似た風貌で大柄ですが、大変人なつこい方でした。オレンジ色のホウキタケを見つけ案内すると大変喜んでくださいました。

数週間日本に滞在し、北海道フォーレにも参加されます。ホウキタケに興味がある方はぜひとも親睦を深めて欲しいと思います。