トビムシ?
シーズン中にアップし損ねたネタを。昨年までに、研究対象の標本をだいたい集めることが出来ていたので、今シーズンは、採集したその日に生で検鏡してみるという余裕をもつようになりました。以前は1日に5-6標本を、胞子紋採取や呈色反応の記録まで含め、夜中まで廃人になりそうな勢いでやっていたのです。
今シーズンは、見た目で区別が困難な種について、少なくともかさ表皮と胞子を確認し、これは何々だという確証を得てから乾燥標本にしました。そんな作業のさなか、切片にカバーグラスを書けようとした瞬間、トビムシらしきものも一緒に封入されたのが見えました。
せっかくなので検鏡してみるとそこには巨大な虫の姿が。上半身が写っている画像(Fig.1)は、対物10倍でのものですが、カメラのフレームに収まり切れません。倍率を上げてみると、複眼の様子や、微細な体毛などが観察されました。
|