パンチの刃先を砥いでみた

察しのいい方ならば、今回の記事の内容をすでに予想しておられたのではないでしょうか。前回の結論は「パンチの刃先に問題あり」でしたので、当然のことながら解決策を考えるという方向に向かうというわけです。

メーカーによるとパンチの使用回数は○○回までとされているようです。具体的な数字は忘れました。これは、「その範囲であれば刃先が曲がらない」回数なのだと推測します。消耗品なのだから新しくすればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、これ、結構高いんです。ぼったくりではないかと思われるほどに。でも、大量生産しても需要がないので、1つあたりのコストが高くなるのは仕方ないですね。

新たに購入しない理由のもうひとつは刃先の砥ぎがお粗末だからです(Fig.1)。これなら自分で砥いで末長く使った方がよっぽどいい。

ということでやってみました。まずはオリジナルと同じような形状で先端が鋭角になるよう仕上げて(Fig.2)テストしてみると、数回のテストで刃先が曲がりました。刃先の厚さが薄すぎるとパンチでくり抜く圧力に耐えられないのだと思われます。そこで、身近にある「圧力で切断する刃物」を参考に仕上げたのがFig.2です。2段に刃をつけて、厚みと鋭さが両立する形状となっています。現時点では耐久性がどの程度あるのか不明ですが、少なくともオリジナルより数段良いものとなっていることは確かです。

Fig.1 Fig.2 
画像はイメージです。実際はこれじゃなく、もっと鋭く砥いだものでテストしました。
Fig.3


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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