奥黒部調査2015

第3回目となる奥黒部菌類調査を行いました。今回は少しコースを変えて、黒部ダムの湖畔を丸一日かけて歩きながら採集し山小屋に泊まり込むという行程で、またしても雨に降られましたが降ったりやんだりで、昨年の土砂降りと比べれば遥かにマシでした。

登山道は基本的にブナが優先する広葉樹林でゴヨウマツやミズナラも多く見られます。採集されたイグチはクロヤマイグチと思われるもの、ミヤマイロガワリ、ヌメリコウジタケの一種などで、特に珍しかったのは柄が妙に白いヤマドリタケです(Fig.1)。

山小屋で標本撮影(Fig.2)をしますが、小型のLEDライト一つで撮っています。ちょっとした工夫でそれなりの写真となります。標本の乾燥はキャンプ用ランタンを利用した簡易乾燥システムで行いました。これは若かりし頃山岳部で鍛えたという菌類懇話会のK山氏が考案し持参したものです。

Fig.1 Fig.2


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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