神奈川県博特別展
もう2週間近く前のことですがの神奈川県立生命の星・地球博物館の特別展「生き物を描く-サイエンスのための細密描画-」を見てきました。特別展見学と折原学芸員の講演を聴くという内容で菌類懇話会の例会として行われたものです。
きのこ愛好者にとっての目玉は今関、本郷両氏のきのこ図版ですが、個人的には日頃あまり目にしない、他分類群がどのように描画されているのかということでした。例えば細かなトゲが密集している胞子の表面の図の場合、その数や大きさまで正確に精密に描かれているという話は聞いたことがありませんが、魚類の場合、鱗の配置はある程度規則的に並んでいて、数も大きさも精密に描いてありました。Fig.3はカメムシの精密画の一部です。とてつもなく細かい作業の連続であることが見て取れます。
終了後には、近くにトリュフの発生地があるとのことで見に行きました。フィールドに行くつもりがなかったので、三脚もマクロレンズもないわけですが、スナップ用ズームレンズと手持ち撮影では、やはりろくな写真が撮れません(Fig.4)。胞子は非常に大きく対物40倍でも十分に観察できるほどでした(Fig.6)
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