関東カメラサービスの「修理屋さんのレンズクリーナー」というのを入手しました(Fig.1)。油性、水溶性いずれの汚れも除去でき高い揮発性で拭きムラが少ないとのことです。ベンジンのような匂いがします。

Fig.2は、レンズペーパーを巻くために先端を細長くしたピンセットです。鏡面仕上げで先端は半球状にしてあるので、レンズペーパーをつまみ上げる際、引っかかることがありません。また、細身なのでレンズペーパーをギュッとタイトに巻くことができます。

「修理屋さんのレンズクリーナー」と普段使っている無水エタノールの簡単な比較をしてみました。NDフィルターを実験台とし、まず、表面に諮問をべったりとつけ(Fig.3)、3回拭いてみてどのようになったのかを写真で示します。

Fig.4-6が無水エタノールで。Fig.7-9が「修理屋さんのレンズクリーナー」です。最初の1回では両者にそれほどの違いは見られませんが、2回目3回目では後者の方がよく洗浄できています。なかなか良いクリーナーですが、顕微鏡対物レンズに使っても大丈夫なのかはわかりません。