シーズンはまだだった
春の子のう菌や山菜などが例年よりも早い進行で発生したため、イグチのシーズンも早くなるかもしれないと予想しましたが、見事にはずれました。5月28日に一足先に白いヤマイグチ(Fig.1)が見られはしたものの、それ以降さっぱりで結局例年通りのタイミングとなりそうです。
Fig.2はちょうど今頃発生するシロエノクギタケです。これまでの標本撮影では針1本で標本を支えていましたが、たまにシャッターを切った瞬間に標本がくるっと回ってしまうことがありました。それを防止する策として考えたのが標本背後からも針をのばして支える方法です。針には無反射布を巻き付けてあります。わかりやすいように暗部を持ち上げてあります。
Fig.3-5は引き延ばしレンズによるフィールドでのテスト撮影です。まあ、こうしてみれば普通のマクロレンズとあまり変わりないのですが、小型軽量である点、レンズを交換すれば等倍以上のクローズアップにも対応できる点が良くなったのではと思います。
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