当然、100倍で見ようが40倍で見ようが被写体は振動していますので低倍率では分かりづらいというだけで同じ結果となりました。40倍レンズは100倍よりも明るい分、シャッタースピードが明視野で1/20、輪帯照明で1/8程度のことが多く、先の100倍の実験結果からするともっと改善できるのではと予想されましたがやはりシャッタースピード1秒で最良の物となりました。(0.8秒くらいでもいいのかもしれません)
また1/640秒では幾分改善されていますので、それ以上、例えば1/1000まで速くすればよさそうですが強力な光源が必要となるでしょう。
結論は「検鏡撮影でのシャッタースピードは1秒がベスト」となりました。
明視野、偏斜照明、輪帯照明、暗視野の順で画像がシャープになって行くと感じていましたがそれは回析光の角度云々によるものと思っていました。しかしそれは部分的にはそうであっても単に「照明法が暗くなって行く分、露光時間が長くなりシャッター羽根の振動の影響を受けにくくなっていたため」ということが確認できました。
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