PhotoShop使った色補正の一例です。基本的に「レベル補正」と「色相・彩度」のみ使いますので、PaintShopやGimp等のソフトウェアでも全く同じにできると思います。
まず写真ファイルを開きます。
作例はオートホワイトバランスを使わずに曇天の林内で撮影したもので、木の葉の緑がまわりこんでいる色調となっています。
このグラフはその画像の中にどの明るさのピクセルがどのくらいあるのかの分布を示したものです。
左側を見ると半分の明るさよりも暗いピクセルが多いことが示され、実際の画像を見ても暗部が多い写真となっています。
ブルーチャンネルを表示し右の白い三角を左へ移動。写真の色調を見ながら青くなりすぎない位置を探します。
この時キノコを見ずに、周りの落ち葉や地面が不自然にならないようにするといいでしょう。
グレーの三角を左へ移動し少しトーンを淡くします。
OKをクリックし確定した後、undo、redoを繰り返し元の色と比べます。
納得できたら次へ、そうでなければRGBどのチャンネルをいじりすぎたのか考えながらゼロからやりなおします。
左がオリジナル、右が補正した物です。クリックで拡大します。
人間の目は自動的にホワイトバランスをとるようになっていますので、同じ写真をずっと見ていると多少へんな色でも正常に見えてきてしまいます。
時間を置いてから出来上がりを見直しておかしな色になっていたらそこに注意しながらもう一度やってみるといいでしょう。