蛍光灯で撮影した標本写真の色補正
赤いイグチを採集し自宅へ持ち帰ると、なぜか色褪せてしまっていることが、度々、いや、毎回ありました。野外では赤色(fig1)に感じられた標本が持ち帰るとなぜか茶色のように見えるのです(fig2)。これは時間経過と共に標本自体の色が変化してしまうのだと思いこんでいました。
研究室ではまだ外が明るくても、標本撮影や検鏡のためにカーテンを閉め蛍光灯の光で作業していますが、ある時「自然光で見るとどうなのだろう」と窓の近くで見てみると、採集現場で見たままの色が確認できました。fig3は自然光で撮影、fig4は蛍光灯です。また写真撮影用アイランプ(デイライト)で撮影したのがfig5、蛍光灯がfig6です。
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