2009.01.18 菌類懇話会冬季ゼミ

 菌類懇話会の冬季ゼミを聴講しました。井口顧問による「シスチジアにはどんな物があり、どのように区別すべきなのか」という内容でしたが、検鏡をはじめてようやく1年になる私にとって大変有意義なものとなりました。

 今まで私は「見いだされる位置によるシスチジアの分類」に従って、ひだ、管孔の縁にあれば「縁シスチジア」側面にあれば「側シスチジア」柄や傘の表皮に有れば、それぞれ「柄シスチジア、傘シスチジア」と検鏡記録をしてきましたが講義内容で印象に残ったのは、きちんとした記載に必要なのは「解剖学的分類」よる記録でなくてはならないという点です。

 具体的には「そのシスチジアが実質菌糸につながっているかどうか」が重要視されるのですが、当然のことながらそこまでの観察はできていません。今後、如何にしてそこを観察するのかが課題となりました。

午前中に採取されたクロコブタケ


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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