モウセンアシベニイグチ

このアシベニイグチによく似た菌は、傘の表面がビロード状ではなくフェルト状(毛氈)であることから、モウセンアシベニイグチと命名しました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Felt_of_wool_and_rayon.jpg

上記リンクはWikipediaにある毛氈の拡大写真ですが、モウセンアシベニイグチの傘表面をルーペや実体顕微鏡で見ると正にこのようにみえるのです。

発表の際には、中部日本では標高1000m以上の針葉樹林に発生することを記載しましたが、それよりも低い場所での発生が確認されました。標高800程度のアカマツを主体とした森林公園なのですが、ウラジロモミも植えられていて、その樹下に発生していたものです。宿主となる樹木が生存できれば共生する菌もまた生存するということなのでしょう。

Fig.1 Fig.2 Fig.3


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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