カミソリは切片作成において重要な道具のひとつです。かつては西洋カミソリを研いで使うのが一般的であったとのことですが、どうも最近はそうでもないようです。理由はわかりません。サルノコシカケの先生に聞いたところでは「研ぐのが面倒」とのことです。本職の理容師ですら替え刃式が主流となっているようです。

Fig.1は、これまで常用してきたもので切片作成用に特別な研ぎ方をしてあります。刃先の反対側の厚い部分を大幅に削り、刃先の角度がより鋭角になるようにしてあります。本来の用途からすればとんでもない研ぎ方であると思われます。通常はFig.2のような状態です。

自己流の研ぎ方なんで、通常の刃先と比較してどのくらい良いのか、あるいは悪いのか検証すべきなのですが、まだ試したことがなかったのです。そこで新たに入手したFig.2も平行して使用することにしました。

ちなみに本来の用途、ひげ剃りにはFig.1のものは使えないでしょう。すぐに刃先がぼろぼろになるはずです。Fig.2のものでは良い感じで剃ることができました。