やや小さな訪問者

神奈川から「やや小さな訪問者」がやってきました。「きのこ大好きひかる君」です。ちょうど成長期にさしかかり昨年よりもちょっと大きくなったので「やや小さな」なのです。亜高山のイグチ、特にバライロウラベニイロガワリを見ることと、ベニタケ標本の収集が目的です。

到着したその夜はさっそく勉強会です(Fig.1)。菌類懇話会会誌に掲載する記載文のチェックをしました。ミドリスギタケと思って採集した標本がどうもそうではなかったとのことです。

フィールドワークは2日連続で亜高山スペシャルコースを案内しました。念願のバライロウラベニイロガワリ(Fig.2)は、あまり良い状態ではなかったのですが、それゆえに引っこ抜いて切り刻み存分に観察するに丁度良い感じでした。私のカメラを使ってベローズ撮影実習の特典も(Fig.3)。

夕方から夜は標本整理、撮影です。ライト2灯を使い非常に暑い室内ですので、私がいつもやっている秘技「裸撮り」を実践してもらいました(Fig.4)。試薬を用いての呈色反応試験(Fig.5)も含めて、1標本あたり1時間から2時間かけて撮影していました。朝は、乾燥した標本をとりだしてラベル付けなどをして終了です(Fig.6)。

Fig.1 Fig.2 Fig.3
Fig.4 Fig.5 Fig.6


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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