胞子サイズ測定スケール

記載に必要な胞子サイズの標準偏差を求めるには1標本につき100個程度測定しなければならないそうです。今まで検鏡図に描いた数個のものしか測定してこなかったので、せめてきちんと調べたい種の写真に撮った分だけでも効率よくできないかと考え「胞子サイズ測定専用スケール」を作ってみました。円状のスケールで胞子がどの方向を向いていてもすばやく測定することができます。

胞子写真を開き、スケールを新規レイヤーにペーストします(fig1)。適当な大きさで作ってあるのであらかじめペーストしておいた直線スケールに合わせて拡大または縮小します(fig2)。移動ツールで中心部を起点となる場所にあわせ目盛りを読むだけです(fig3)。fig4のサイズは14.4ミクロンです。胞子がどの方向を向いていてもOK(fig5,6)。なかなか便利だと思うのですがどうでしょうか。

※対物ミクロメータの誤差、撮影時の誤差、スケールを写真に合わせる際の誤差などを考慮すると、小数点1桁まで読む意味があるのかは分かりません。

fig1 fig2 fig3
fig4 fig5 fig6

私が普段検鏡写真に貼り付けている直線スケールと併せてダウンロードできるようにしました。PhotoShopをお使いの方はpsdファイル、他はTIFFファイルです。TIFFファイルは開くとただ真っ黒にしか見えませんがアルファチャンネルに透明度データがはいっていますので、PhotoShopでいうところの「選択範囲を読み込む」の後、コピーして使ってください。



psdファイル----------------------------------

TIFFファイル----------------------------------

もどる

牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










無料カウンター