幼菌の会例会

2月末というのに照葉樹林は緑々と茂り、ルッスラが見られるという私にとっては異常事態のような観察会となりました。冬虫夏草に詳しいメンバーが同行したため、普段自分では見つけることのできないオオセミタケ、ヌメリタンポタケ、ハナヤスリタケの撮影をすることが出来ました。

ルッスラはカラムラサキハツという種で照葉樹林ではこの時期にごく普通に発生するとのことです。この時期定番のツバキキンカクチャワンタケも見られました。

午後は冬季勉強会ということで、先月の菌類懇話会ゼミで発表した「アシベニイグチに酷似したBoletus sp.についうて」ということでお話をさせていただきました。かさ表皮菌糸の特徴の説明では、輪郭部に焦点を合わせた画像を紹介しましたところ「手前の面に合焦するとどうなのか」という質問をいただきました。しかし、その点に於いては観察不足で質問に答えることが出来ませんでした。

こういった発表をすることは「観察に於いて足りない部分がまだまだある」ということを認識できる良い機会であると思います。

オオセミタケ クチベニタケ カラムラサキハツ
ヌメリタンポタケ ハナヤスリタケ ツバキキンカクチャワンタケ


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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