今シーズンから新たに観察地として設定したウラジロモミ林をここのところ見ていますが、なかなか素晴らしい場所です。有毒イグチの代表格バライロウラベニイロガワリ、ドクヤマドリは富士山や八ヶ岳に遠征しなければ観察できないであろうと思っていました。しかし、比較的身近なこの観察地に、豊富に発生していることが確認できました。

バライロウラベニイロガワリに関しては、昨年、長野市戸隠で確認していましたが、今シーズンはタイミングが合わず、fig1の成菌のみが採集でき、かさが類白色の幼菌を見つけることが出来せんでした。新たな観察地ではかさが類白色の幼菌fig2、かさがベージュに変化してきたものfig4、そしてかさがバラ色になった成菌fig3と、各ステージ全てを採集することが出来ました。ドクヤマドリに関しても同様で、ひきつづきの観察、調査が楽しみです。