富士山

猛暑続きのせいか、イグチ類の発生が芳しくないようです(タイミングが悪かっただけか?)。先日の富士山採集会では、ねらっていたB. frostii類似種、B. cf. flammans、Truncocolumella rubra近縁のイグチなどは採集することはできませんでした。バライロウラベニイロガワリだけは順調に発生しているようで沢山の採集品が集められました。

「日本の毒きのこ図鑑」によれば、バライロウラベニイロガワリには柄に網目が無いタイプというのが存在するとのことです。どうやら富士山に発生しているようなのですが、集められた標本はすべて明瞭な網目fig.3が確認され「柄に網目が無いタイプ」にお目にかかることは出来ませんでした。

Sect. Luridiと平行して調べているムラサキヤマドリタケ近縁種fig.5や、ススケヤマドリタケにそっくりだが実は別種のイグチfig.6など富士山での発生を確認できたので、よい収穫があったと言えましょう。

fig.1 fig.2 fig.3
fig.4 fig.5 fig.6


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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