Boletus calopusの和名

アシベニイグチによく似たイグチが存在し、混同されているとふれて回っていましたが、ふと「この和名は誰がどの菌に対して与えた物なのだろうか」と疑問に思いました。B. calopus類似種の方に与えられた名前である可能性もあるからです。

そんなときに役に立つのが「日本産菌類集覧 勝本謙著、勝本謙・安藤勝彦編、日本菌学会関東支部発行」です。アシベニイグチの項を見ると下記のようになっており川村博士が名付けたのだとわかります。

calopus Pers. : Fr. , Syst. Mycol. 1 : 390 , 1821. var. calopus
アシベニイグチ(川村)[菌誌 2(5) : 34 , 1959 ; 原色新図鑑2 : 27 , 1989]

通称「川村図鑑」をもっていないので、知人に画像をいただきました。この図と記載からはB. calopusなのか類似種なのかを判断することは不可能でした。標本が残っていれば調べることはできるでしょう。しかし、標本がなければ真実を知ることは出来ません。



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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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