危機意識 2011.3.16

初めて「きのこの研究と全く関係のないこと」を書きます。

ここ数年、自身の活動は全国規模に達しようというものになっており、各地には懇意にさせていただいている方々が大勢おられます。北関東、東北地方に於いても例外ではなく、被災地の皆様の安全を願うばかりです。

日本全体の存亡に関わる重大な災害であるにも関わらず、まるで他人事のように「危機意識が全くない人々」が実在していることに対して唖然としてしまいます。例えば、福島原発1号炉爆発の当日に「統一地方選に向けた後援会入会の勧誘」や「明日のライブに出かけてきて!原発反対!って歌うから」といったものがありました。当然、門前払いです。

さらには福島原発3号炉爆発の翌日「2号炉の格納容器の一部が破損」という重大アクシデントが報じられた直後に電力会社から電話がありました。「お宅の屋内へ電気を引き込むケーブルの地上高が法定の値よりも低いので工事をしたい。ついては屋根に施工を行いたいがいかがか」というものでした。話を聞いてみると災害対策ではなく、今すぐ解決すべき案件では無いとのことです。

「格納容器の一部が破損」がどれほど危険な状態なのか一応理解しているつもりです。電話をかけてきた本人がそれを理解していないのか?もしくは「一般市民は、どうせ理解していないだろう」となめているのか?

こんな何十年もほったらかしにしていた些細な案件を進めるよりもっと大事な災害対策など、やるべき事は山のようにあるはずです。



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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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