石垣島

琉球大、科博、森林総研、千葉県博の先生方の石垣島菌類調査に同行するという素晴らしい機会に恵まれました。個人的な最大の目的は石垣島に住んでおられる高橋春樹氏に会うことでした。氏とはこの先、菌類研究においての協力関係を強化していくと合意しているので、ぜひとも直接お会いしたい人物だったのです。

どうも飛行機に乗るのは苦手なのですが、上空から見える雲を撮影していると恐怖心も吹き飛んでしまいます。美しいですね(Fig.1)。Fig.2は沖縄県の最高峰「於茂登山」の入り口です。この他に3箇所の調査を行いましたが、いずれも南国のジャングルといった趣の樹相ばかりでした(Fig.3)。湿度は飽和状態に近いと思われレンズの一つが動作不良になるアクシデントもありました。

Fig.1 Fig.2 Fig.3
Fig.4 Fig.5 Fig.6

念願のひとつはオオシロアリタケを見ることでした。3日間の行程すべてでオオシロアリタケの大発生に出会い(Fig.4)、あまりの収穫に食べてみようということになりました(Fig.5)。某シェフはオオシロアリタケの食味を絶賛しているようですが、私にはウラベニホテイシメジやハルシメジに似た味と思え、まあ少しだけ食べれば十分といったところです。熟練のシェフの手にかかれば素晴らしい味になるのだろうとは思いますが・・・。

南国といえば光るキノコのメッカです。アミヒカリタケ(Fig.6)やシロヒカリタケ(Fig.7-8)などが見られました。Fig.9は不思議なイグチでXerocomus アワタケ属のようにも見えますが、管孔がやや赤みを帯びています。かさの縁と柄の一部が青いのは青変性によるものではなく、元々こういう配色となっています。

Fig.7 Fig.8 Fig.9


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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