日本きのこ学会観察会
私はきのこ学会の会員ではありませんが、ちょっとした事情があって観察会に行って来ました。開催地は石垣島です。石垣島では11月はきのこ調査には良い季節とされているようですが、10月下旬の台風のコースからはずれたため雨がほとんど降らず乾燥が続いていたそうです。そのためきのこの姿はほとんど無いという状態でした。それでも総勢30余りの参加者による探索で一応テーブル4つが埋まるほどの採集品が集まりました。
Fig.1は沖縄県でもっとも高い山於茂登岳の登山口です。スダジイやオキナワウラジロガシを主とした照葉樹林帯で、光るきのこスズメタケが見られました(Fig.2)。リュウキュウマツ樹下にはチチアワタケが発生していましたが(Fig.3)、どうやらこの仲間は乾燥に強いらしく長野でも、乾燥で他のきのこが発生していない条件下でもヌメリイグチやハナイグチを見かけることがあります。
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