Fig.1は妙に赤紫色を帯びたススケヤマドリタケですが、実は色を変えてあります。私は映像のプロですから、Photo shopなどでこのように加工するのは朝飯前なのですが、これは違う方法で色を変えました。Fig.2が本来の色です。

色を変えているところを動画で記録しましたのでごらん下さい(Fig.3)。

スポイトの中にある、ある液体を近づけているだけで色が変わっている様子がごらんいただけたでしょうか。この液体はアンモニア水です。ススケヤマドリタケの褐色の色素はKH3で赤紫色に変色するということです。

さて、ススケヤマドリタケは公園やキャンプ場、牧場などの片隅に発生していることが多いのですが、たまにこのように赤紫色に変色したものが見られます。これは一体どういうことなのか、考えてみると面白いかもしれません。