剥けやすい表皮

Fig.1-2は、新菌類図鑑の記載に一致するアメリカウラベニイロガワリです。これによく似たイグチは少なくとも4種類存在することが明らかになっているのですが、さらに新たな別種を昨年8月に発見しました(Fig.3)。

アカマツ、ミズナラ混成林に発生したものですが、かさの表面がなんだかテカテカしています。この手のイグチは雨に打たれたりするとかさに粘性を現すことが多いので、発見当初は、違和感を感じながらも別種であることを見抜けませんでした。

乾燥標本作製の際に子実体を切断すると、表皮が剥けやすいということがわかったのですが、今年も同一の場所で採集できましたので(Fig.4)、動画で記録を取りました(Fig.5)。アメリカウラベニイロガワリでは表皮は剥けることは剥けますが、相当慎重に丁寧にやらなければ剥けませんでした。

Fig.1 Fig.2 Fig.3
Fig.4 Fig.5


前へもどる次へ
牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










無料カウンター