ザ・ローリング・スポーズ その2

オオヤシャイグチは長野では見られない種ですが、なぜか手元に標本があります。新菌類図鑑によれば、オオヤシャイグチの胞子表面は皺と微細なイボに覆われるということです。Fig.1をみると、なるほど網目状の模様が皺のように盛り上がっているように見えます。

しかし、ピントをちょっとずらし輪郭部が鮮明になるようにしてみると(Fig.2)あら不思議、網目状の模様が凹んで見えるじゃないですか。輪郭部には切れ込みのように凹んでいる箇所が見られますので、実は網目状の模様は凹んでいるということになりそうです。

では胞子をぐるぐる回してみましょう!(Fig.3 動画)

※胞子写真は「なんちゃってリアルタイム深度合成」を使用しています。

Fig.1 Fig.2 Fig.3


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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