オオダイアシベニイグチ
オオダイアシベニイグチは私にとって思い入れのある菌です。初めて本格的に観察記録をしたのがこの菌で「ひょっとしたら新種かも知れない。私のきのこだ!」とワクワクしたものです。数名の方から「オオダイアシベニイグチでいいのでは」と助言いただいてましたが、原記載を入手し自身で確認するまでは不明種として扱うことにしたのです。結果、Boletus odaiensis Hongoであると同定するに至りました。
いつもの巡回コースに今シーズン最後になるかも知れないオオダイアシベニイグチが発生していました。空は完全に秋の鱗雲に覆われイグチ(Boletus)の季節が終わってしまったことを告げているようです。今年最初の発生確認からちょうど3ヶ月、私のイグチ(Boletus)シーズンは「オオダイアシベニイグチに始まり、オオダイアシベニイグチに終わる」といった感じです。
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