ひと味ちがう標本撮影

長野でもようやく本格的シーズンに突入したようです。主にウラジロモミ、ドイツトウヒ、オオシラビソの林を見ていますが、ヤマイグチ属、ニガイグチ属、イグチ属、コショウイグチ属の菌が確認できました。ふちどりのあるクヌギタケは以前からちょくちょく目にしていたものですが、知人の調査で日本新産種であることが判明しました。近い将来正式に発表されるでしょう。


ふちどりMycena シロヤマイグチ ヤマイグチ
アシベニイグチ類似種 ススケヤマドリタケ ムラサキヤマドリタケ近縁種

標本撮影用に白いガラスのテーブルを買いましたが、ガラスの白を使って今までとひと味違った撮影方法を試してみました。黒バックとは違い、やわらかい光が標本全体を包み込み華やかな雰囲気となり、ガラスに映り込んだ標本のシルエットが写真全体に透明感を与えています。ガラスなので汚れを落とすのが楽というメリットがあります。しかしやはり、黒バックはシャープでひきしまり学術的雰囲気なのに対し、白ガラス使用は確かに美しいのですが、旬の食材といった雰囲気です。見た目が美しいものが採集できたときの記念撮影用といったところでしょうか。


ムラサキヤマドリタケ近縁種 アシベニイグチ類似種 カメムシタケ
アシベニイグチ類似種 アシベニイグチ類似種 これが真のB.subvelutipes?


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牛肝菌研究所 by yuichi taneyama










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