富山、石川、福井のきのこ会合同による観察会に参加しました。今年は福井県福井市自然史博物館で行われ、同定には顕微鏡を使うことも出来、充実したものとなりました。

長野では見ることの出来ないナガエノウラベニイグチや、妙に柄が白いXanthoconiumほか、これこそまちがいなくオオコゲチャイグチであろう菌を採集することが出来ました。柄が白いXanthoconiumはウツロイイグチの変異の範囲にも思えますが、かさ表皮の質感が私の知っているウツロイイグチとは異なり、ややビロード状の質感をもっていました。ナガエノウラベニイグチBoletus quercinus Hongoは北米産Boletus firmus Frostのシノニムという見解もあり比較検討が楽しみです。