偽アミロイド2
ヨード反応を観察する実際の手順は次の通りです。
- 切片を切り出す。
- 70%エタノールを筆の先に浸し、切片に染みこませる。これをやらないと気泡だらけになり、次のアンモニアを加えるときに浸透しにくくなります。
- アンモニアを加える。
- 柄付き針と筆で切片の形を整える。(アンモニアを切片に十分に浸透させる目的もある)
- 5分以上放置する。アルカリとメルツァーを混ぜると白濁してしまうため、アンモニアが揮発するのを待ちます。
- メルツァーを加える。
まず肉眼レベルで(実体鏡も併用)切片の色が変化しているのかを見ます。Fig.1はメルツァーを加える前、Fig.2はメルツァーを加えたものです。この段階で偽アミロイドであると判断できますが、念のために顕微鏡でも観察します(Fig.3)。
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